T&M通信
2010.08.01
T&M通信 8月号
● 今月の経営チェックポイント
- 個人事業税の第1期分の納付は8月31日迄です。
- 個人住民税普通徴収税額第2期分の納付は8月31日迄です。
- 8月,9月決算法人の方は賞与等決算の対策の準備をして下さい。
- 8月13(金)~16(月)当事務所はお盆休みさせて頂きます。
● エコカー補助金は9月30日まで
テレビCMや販売会社店頭などでの告知でご存知かと思いますが,環境対応車への買い替え・購入に対する補助金(環境対応車普及促進対策費補助金)制度が9月30日で終了します。
ですが次世代自動車振興センターによりますと,9月末を待たず補助金交付申請が予算額(304億円)を超える可能性があり,予算超過が予想される日の前日に申請終了となるようです。
また申請受付終了日までに申請書が受理された場合でも,予算額を超過するなどの理由により補助金が交付されないことがあるようです。
対象車両を購入・買い替えをご検討されている方,また未手続の方はHPをご確認の上,お早めにご申請ください。
一般社団法人 次世代自動車振興センター http://www.cev-pc.or.jp/index.html
(文責 中澤 里美)
● 改正貸金業法について
今年の6月に改正貸金業法が施工されました。この改正貸金業法によりグレーゾーン金利が撤廃されて,上限金利が利息制限法の年利15%~20%に引き下げられました。また,貸金業者からの総借入金額が年収の3分の1を超える借入が原則禁止となりました。
貸金業者には借手の返済能力を調査することが義務付けられ,年収の3分の1を超える段階ではなく借入額が1社当たり50万円を超える場合と総借入金残高が100万円を超える貸付をするときは年収などの資料を取得して過剰貸付の抑制が図られます。これを可能にすするため指定信用情報機関制度を導入して借手の総借入残高を把握できる仕組みが整備されます。
更に行為規制の強化も実施され,夜間に加えて日中の執拗な取立て行為など取立規制の強化・貸付にあたり全期間にわたる元利負担額など説明した書面の事前交付の義務化なども導入されます。
(文責 官見 旭)
● 現金の取扱い対処法について
企業の業種・業態等は様々ですが、現金取引のない会社はありません。現金取引が多く過不足等が常に存在する場合の対処法をご紹介いたします。
- 実際の現金入出金の移動は毎日一定時刻で締め切ります。スーパーやコンビニもレジを止めお金を抜いて、別の釣銭ボックスに入れています。
- 現金を数え、金種表を使用します。この表にすべての金額や、日時、時間、担当者、帳簿残高とその差額を記入すると後々便利です。
- 帳簿の締め切りをします。前日繰越残高+本日入金-本日出金=残高
- 実際残高と帳簿残高を照合します。差額が生じたら転記・記入ミス、集計、伝票を確認し、わからなければ現金過不足で処理します。
これを毎日行うことで過不足の原因を追及でき、現金残高の照合が正確になるはずです。
また、棚卸資産や備品も実際の在り高を数えて次に帳簿記録とチェックする順番で行うのが通例です。
(文責 鈴木 恵)
● 労働時間と残業手当の計算について
法定労働時間が週40時間になって10年以上が経過いたします。
週休2日制の採用等によりご対応いただいているところとは存じますが、残業手当の計算についてはいかがでしょうか?
労働基準法にもとづいた時間単価の出し方は以下の通りです。
時間単価 = 基本給 + 諸手当
月所定労働時間
これに法定割増率(時間外2割5分増、法定休日3割5分増、深夜2割5分加算)を掛けたものが、残業時間の単価となります。
ここで、月所定労働時間とは、年間の所定労働時間を12で割ったものです。
1日8時間、週5日労働で計算すると、173時間となります。祝日等を休日にしている場合は、さらに少ない時間となるはずです。
また、時間単価の基礎から除いてよい手当は
通勤手当 家族手当 別居手当 子女教育手当 住宅手当
臨時に支払われた賃金 1ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金(賞与)
のみとなっております。
昨今、監督官庁の指導も厳しくなりつつあります。今一度、御社の計算方法を確認・見直しされてみてはいかがでしょうか。
(文責 社会保険労務士 谷脇 幸恵)
● 現在ご加入されている保険の内容の把握・見直しのすすめ
現在、ご加入中の保険、またその保険の内容を把握されているでしょうか?
保険の加入状況が把握できていないと、いざという時に役立てられないという困ったことになってしまいます。たくさんの保険に加入されている方は特に要注意です。現在、自分が加入している保険が把握できていないという方は、一度、保険証券などで保険の内容、保険期間を確認の上、整理してみることをおすすめします。
企業や個人をとりまく状況は年月の経過と共に変わるものです。保険の内容が現状とマッチしているかというところもチェックするポイントです。
気になる事がございましたら、当事務所までご相談ください。
また、田中会計のビジネスパートナーである株式会社F・P・Sが当事務所の2Fで「ほけんのクローバー」として総合保険代理店を行なっております。経験豊富なスタッフが、複数の保険会社から、お客様の立場で考えた最適なプランをご提案させていただきます。なお,こちらのご相談受付は予約制となっております。「ほけんのクローバー」の詳細はhttp://www.fpsjp.com/kyoto/ か、当事務所までお問い合わせください。
(文責 大由里 麻衣)
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