>>過去の記事一覧はこちら<<

ブログ

2022.07.28

60歳以上の方も働きやすい職場へ~エイジフレンドリー補助金~

 近年、多くの方が60歳以上になっても元気に働かれています。

ただ、同じように働いていても

年齢を重ねるほど身体への負荷が大きくなってしまうのはどうしても避けられません。

 

例えば職場にこんな不安はありませんか?

・床がつるつるで滑りそう・・・

・段差があって転倒しそう・・・

・暑くて熱中症になりそう・・・

・荷台の位置が低くて腰によくない・・・

・運転での踏み間違いが怖い・・・

 

こういったところから起きてしまう高年齢の方の労働災害を防ぐため、

エイジフレンドリー補助金というものがあります。

 

エイジフレンドリー補助金とは

60歳以上の方が働く職場の環境改善に要した費用の一部を補助するものです。

 

対象となる事業者

(1)60歳以上の方を常時1名以上雇用している ※対策を実施する業務に就いていること

(2)中小企業事業者(中小企業事業者の範囲はこちらのHPをご覧ください)

(3)労働保険に加入している

(1)~(3)すべてに該当する必要がありますが、

ざっくりいうと『60歳以上の従業員さんを雇っている中小企業』であれば、該当します。

 

補助金額

補助対象:高年齢労働者のための職場環境改善に要した経費(物品の購入・工事の施行など)

補助率:1/2

上限額:100万円(消費税除く)

 

補助対象の具体例

・床がつるつるで滑りそう・・・

 ⇒床へ防滑素材を設置、防滑靴の購入

・段差があって転倒しそう・・・

 ⇒スロープの設置、階段へ手すりの設置

・暑くて熱中症になりそう・・・

 ⇒送風機の購入、体温を下げる機能のある服の購入、休憩施設の整備、

  熱中症の危険性を把握できる機器の購入

・荷台の位置が低くて腰によくない・・・

 ⇒作業姿勢を改善する作業台の設置、重量物搬送機器の設置

・運転での踏み間違いが怖い・・・

 ⇒自動ブレーキ又は踏み間違い防止装置の導入

(こちらは一部の具体例です。職種によってさまざまな補助対象があります。)

 

注意ポイント

注意点①

補助率が1/2のため、半額は自己負担となります。

ですので、「以前から問題があったけれども費用がかさむのであきらめていた」というような

以前から購入や対策を考えていたものに使用するのがよいかと思います。

注意点②

交付には審査がありますので、申請すれば必ずもらえるものではありません。

注意点③

交付が決定してから発注・購入・施工をしてください。

交付決定前のものは補助されません。

 

以上がざっくりとした内容です。

社会的にも高年齢の労働者の継続雇用が求められていますし、

企業側としても、労働力不足に悩む中、熟練の方が元気に働いてくれるのは心強いことだと思います。

元気で働いてもらえる職場づくりに悩まれていましたら、ぜひご活用ください。

 

・厚生労働省HP エイジフレンドリー補助金について

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09940.html

コメント

コメントフォーム

不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。
適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。

カレンダー

«7月»
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31